しっぽちゃん(著者/群ようこ)

しっぽちゃん(著者/群ようこ)

動物好きさんが癒される短編小説です。
猫、犬、セキセイインコ、ハムスター、ヤモリ、亀が出てきます。
田尻真弓さんの絵もとっても癒されます。中の挿絵もほのぼのします。

ネコのトラタロウくんの話は、癒し系。
セキセイインコのぴーちゃんの話は、夫婦のお世話ぶりが面白い。
雑種犬のちゃーちゃんの話は、保健所の里親探しで出会い、家族で仲良く暮らす。
しっぽちゃんが欲しい!の話は、動物好きと動物嫌いが同じ家族にいる悲劇?など、10篇が収められています。

ここで描かれている登場人物の多くが、動物を飼うということは一生面倒を見る決意も必要であるということをわかっています。

私は動物が好きだし、ここに書かれている動物は全部好きなので、ほのぼの癒されました。
一部は、どうしてかわいいのに!って思うことも。
例えば、ヤモリの話は、主人公が虫やら爬虫類が大の苦手です。
私も虫の一部が気持ち悪くて嫌いなものもありますが、ヤモリってかわいいです。顔を見るとかわいい顔してます。
実家でも時々見ました。
母が「ヤモリ、かわいいね」と手に乗せていることもあったので、その影響で私もかわいいと思うようになったのでしょうか。
いや、でも、かわいい顔してます!それに、家を守ってくれると言われています!

猫だけでなく、動物全般的に好きな方におすすめの小説ですよ。

しっぽちゃん