猫を飼う覚悟の基準はどこにある?猫の一生を見るということ

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色鉛筆画:かごバッグの中の仔猫と蝶

「覚悟」と言うと、すごく大袈裟に感じる人もいるかも知れません。でも、猫(他の動物でも)を飼うってことは、その猫(動物)の一生を見るってことですよね。飼い主によって基準はさまざまです。そのへんについて、考えていたことがあったので書きたいと思います。

猫の一生とは

野良猫

猫(他の動物についても)を飼うということは、その時点で、「この子の一生の面倒見ること」。これが、最初の基準ですよね。飽きたら捨てる、面倒になったから捨てる、都合が悪くなったので捨てる、そういうのはもってのほかです。(もし、それなりの大きな事情を抱えた上で飼っていた猫を手放す必要があったとしても、まずはきちんと里親探しをすべきです。)

猫の一生とは、人間と同じで、生まれてから死ぬまでです。

病気や事故による死

病気による死

猫は人間と同様、病死は多いですね。病気になってすぐに死に至るばかりでもなく、長引く闘病生活もあります。

事故死

外出させている猫だと、交通事故や、他の猫とのけんかにより死んでしまうこともあります。また、食べてはいけないものを室内に置きっぱなしにしていて、猫が食べてしまい中毒死というようなこともあります。この場合、飼い主の不注意や、飼い主の判断によってもたらされています。

猫の飼い主が付き添わない自由な外出についてはよくないと言われています。近隣に糞尿などで迷惑をかける可能性、事故や喧嘩に遭う可能性、病気をもらう可能性、いたずらされる可能性等があるからです。

延命措置をするか、しないか

窓辺で外を眺める猫

猫が病気になり、薬や手術で完治してしまうのであればいいのですが、ずっと定期的に病院に通い、点滴等を行わなければ死に至る病気もあります。

時には、延命措置によって猫が苦しんでいる場合があります。ここで飼い主はとても悩みます。少しでも長く生きてほしいという気持ちと、早く楽にしてあげた方がいいのかという気持ちが葛藤します。

猫にははっきり判断を飼い主に示すことは出来ません。飼い主の判断で決定します。延命措置によって猫の苦しみを長引かせる場合もあり、嫌がる猫にいろんな延命措置をして、飼い主との信頼関係を壊してしまうこともあり得ます

我が家のネルの場合、延命措置をしていました。何もしなければ、もうそのまま死ぬだけの状態でしたので、点滴等やっていました。当時、非常に心の葛藤がありました。先生に可能性がゼロではないと思いますとのことで、続けていたのですが・・・もちろん、これは私たちの意思によるものです。先生は、延命措置は続けるかどうかは、よく話し合って下さいとのことでした。

ネルの死後、夫と話し、ネルは苦しんでたのではないかという話になりました。猫は苦しい時も鳴きません。しかし、目が吊り上がり、怒ったような表情に見えました。猫は苦しい時、こういう表情をするそうです。

私たちがネルの死で思ったことは、現存しているルビーにおいても、将来飼うかもしれない猫たちについても、苦しむ延命措置はしないでおこうということでした。

ある程度の回復があり、猫自身が苦しまず、穏やかに過ごせる状態になるのであるような措置であれば続けたいですが、苦しんでいる状態を長引かせる延命措置は絶対にしたくないと思いました。

自然に任せる死

飼い主の中には、猫が病気になって病院での措置で治る見込みがあっても、病院に連れて行かないケースもあります。そして、猫は死んでしまう場合があります。

このような飼い主の場合、もし、猫が自然界にいたら(野良猫であれば)病気で死ぬものだからという理由です。あるいは、そういう考えはなく、病院代が出せないという人もいるかもしれません。

猫の死期を決めるのは飼い主

このように見ていると、寿命による死以外では、飼い主による判断基準によって猫の死期が決定されています。

  • 事故(外に出さなければ交通事故は起こらない、誤食等は防げる等)
  • 病気になり、延命措置後の死
  • 病気になり、自然界と同様の死

人が猫を飼おうとする時、どこまで考えるのかわかりませんが、ある人から見れば、そんな意識で猫を飼うなんてひどいんじゃないか?という思いも出てくると思います。例えば、出来る限りのことを猫にしたい人は、自然界と同様の死という考え方を受け入れない人は多いのではないかと思います。

私自身も、動物を飼った以上、病気の時は動物病院があるのだから病院に連れて行くべきではないかと思っています。

しかし、猫は病気になって自然界と同様の死を与えられた場合でも、やはり、飼い主がいてお世話してくれる人がいるということは幸せなのかも知れないとも思ったのです。

もし、病気になった際に病院に連れて行かない、あるいは行けない人が、動物を飼ってはいけないというならば、保健所等で死を待つ動物が増えるのではないかとも思うのです。即座に殺されるよりも、日常のごはんを与えてくれトイレの掃除をしてくれる飼い主がいた方が幸せであると思います。

もちろん、飼い主のマナーは必要です。避妊手術をして増やさないようにする必要もあるし、日常の面倒がきちんと見れないとか、近隣に迷惑をかけるような頭数の多頭飼いは駄目です。

我が家の基準はこうです

一緒に丸くなって寝ている猫達

我が家の動物を飼う基準は、以下の通りです。

  • 動物は日常の食事、排泄等の基本生活がきちんと出来る環境にある。
  • 飼える頭数をきちんと把握し、増えては困る場合は避妊手術等行う。
  • 動物が病気になった場合でも穏やかな生活が送れるようであれば延命措置はする。しかし、動物の性格により多大なストレスを与えるようであれば様子を見ながら措置をやめる。
  • 動物が病気になり、延命措置が苦しみを長引かせるものであれば、延命措置をしない。
  • 完全室内飼い。(ハーネスつきの散歩はOK)近隣等へのマナーを守る。
  • 何らかの事情(捨て猫等)で猫を引き取ることになり、先住猫の他に飼えない状態であれば、里親を見つける努力をする。

皆さんには、どんな基準がありますか?