老猫と赤ちゃん・幼児が一緒に暮らす

tag

色鉛筆画:猫と気まぐれな子供

娘が生まれた時、我が家にはネルという雄猫とルビーという雌猫がいました。残念ながらネルは昨年死去しましたが、ルビーは健在です。娘が生まれた時はネルもルビーも11歳。老猫と言われるぐらいの歳でした。

猫と赤ちゃんの初対面

赤ちゃんと猫との初対面

3年前に娘が生まれた時、ネルとルビーは11歳でした。人間で言うと60歳ぐらい。ネルとルビーは今まで人間の赤ちゃんとは出会ったことがなかったので初対面させた時にどんな反応が返ってくるのか?楽しみやら不安やらが私にはありました。
でも、どちらかと言うと、楽しみの方が強かったです。

妊娠時からミルクの匂いを猫にかがせたり等して、あらかじめ慣れさせた方が良かったのかも知れませんが、私は何もしませんでした。あまり心配してなかったせいですね・・・

さて、まずハイローベッドをリビングに用意していました。
通称がわからないですが、ハイローベッドとは、小さな赤ちゃん用のベッドでスィングができたり高さを高くしたり低くしたり、椅子にもなったりするものです。
昼寝や夜間は寝室のベッドで寝かせましたが、昼間の起きている時はこのハイローベッドを使っていました。結局、しばらくすると、昼寝もこれでするようになり、そのうち狭くなるのでリビングの床にマットレスを敷いて昼寝していました。

私がこのハイローベッドを準備していたのは、ホコリや猫の毛が気になったのと、何かの拍子に爪でひっかいてしまったら危険だと思ったからです。
ネルもルビーも注意するとよくわかる子たちでしたので、ベッドには乗らないように注意していました。
でも、今思うとハイローベッドはいらなかったような気がします。今また子育てしたら、新生児から床のマットレスに寝かせてるかも。

リビングに娘を抱いて入るとネルとルビーは何かいつもと違うなと思ったようです。それに、私に会うのも1週間ぶり。ハイローベッドに娘を寝かすと、ネルとルビーはそろりそろりと近づき、「何だろう?」と手をかけて覗き込もうとしていました。今まで嗅いだことのない匂いと知らない声で探究心いっぱいという感じでした。

一通り確認したら、「ふーん」という感じでいつも通りに。
赤ちゃんも人間と認識しているのですね。当たり前か。猫が相手だとこうはならないでしょうね。

猫と赤ちゃんとのコミュニケーション

猫と赤ちゃんとのコミュニケーション、遊び

私が予想していたのは、ネルはコミュニケーション能力が高めだったのですぐに仲良くなりそうだと思っていました。
そして、ルビーは母性本能を発揮するのでは?と思っていました。

ネルはそのままのイメージで、慣れてくると娘に自分から近づいてきていました。しっぽを引っ張られても一応非難の声を出しますが、それでいやがることなく娘とコミュニケーションを取っていました。

ところが、ルビーは私の予想とは反し、全く母性本能はなかったです。やはり、人間と猫との違いがあるのか?もし、相手が仔猫だったらどうだったのかしら?など考えます。小心者のままで、娘にはほとんど近づきませんでした。ルビーもそのままルビーってことですね。

当たり前ですが、猫の性格や年齢によってもコミュニケーションの仕方が異なるのでしょうね。

猫と幼児とのコミュニケーション

猫と幼児とのコミュニケーション、遊び

娘が1歳過ぎると歩くようになり、そのうち、釣り竿タイプのおもちゃでネルやルビーと遊ぶようになります。普段積極的に娘に近づかないルビーですが、遊びの時は参加します。

娘の釣り竿の振り回し方はなかなか上手でした。きちんと左右に振り、ネルやルビーと遊べていました。ネルがネズミのおもちゃをくわえて放さなくなると、娘と綱引きのように引っ張り合いになっていました。1歳なのに娘もネルもすごい力です。

次第に娘も成長すると、「嫉妬」が芽生えてきました。私や夫が猫たちの相手をすると、娘は怒るのです。猫を膝の上に乗せていると怒って「私の場所なの!」というふうに猫を押して座ります。ライバルみたいで、気に入らないと追いかけ回していました。

追いかけ回しすぎたり、叩いたりつかんで、ネルやルビーが「めっ!」と言うように娘の腕や足をつい引っ掻いてしまった場合は、私は猫を怒りませんでした。明らかに娘の行動が悪いわけですし、娘もそれによってやってはいけないということを学んでほしいからです。
もちろん、泣いている娘に「痛かったね。でも、ネルくんも痛いからやったらあかんねんで」と説明しました。

困ったこと

だいたい察しがつくでしょうが、困ったことが何点かありました。しかしながら、ほんの一時期だけです。きちんと子供は学んでいきます。

猫砂が散らかった上を赤ちゃんがハイハイ

猫砂にもよりますが、鉱物タイプ等小さいものは結構あちこち猫の足にくっついたりして広がるので、赤ちゃんがハイハイすると手にべたべたつきます。
紙などの固形になってくると、つまめるようになれば口へ入れる可能性もあります。
対策としては散らかりにくい猫砂にしてトイレに赤ちゃんが近づかないような工夫とマメに掃除するというところでしょうか。
もちろん、そのうち幼児になれば口に入れなくなります。

猫砂で砂場遊び

楽しいようです(笑)目を離したすきに遊んでいたことがあります。娘はスコップで砂をざっざとすくって楽しそうに遊んでいました。あんまり楽しそうなので一通り遊ばせた後、「ここはネルくんやルビさんのトイレだから遊ぶ場所じゃないよ」「また外の砂場で遊ぼうね」と教えました。
それまでも教えてたんですけど、これは何度も言うしかないです。もちろん、その後は掃除と娘の手も綺麗に洗いました。

猫のおもちゃで遊ぶ

娘が猫のおもちゃで遊んでも別にいいのですが、何でもなめて確かめる時期はちょっと注意が必要かなぁと思います。部品が取れたりして飲み込んでもいけません。そのうち大きくなれば一緒に遊びます。先ほども書きましたが、娘は釣竿タイプのおもちゃを振り回し、ネルやルビーと遊んでいました。

猫のフードや水を食べる、遊ぶ

手の届くところに猫のフードや水があれば一度は遊びたくなるでしょうね。私は猫たちがゆっくりフードを食べられるように猫だけが通れるスペースを空けてソファで仕切っていました。こうすればゆっくり猫たちも食べられます。子供も成長すれば、あれは私が触って遊ぶものじゃないと理解するので、そうなれば、お皿などは表に出せばいいですね。

喧嘩や嫉妬

上記の幼児のコミュニケーションにも描きましたが、娘が猫たちと遊んでいるうちに、娘の力が過剰になったり、尻尾を引っ張ったりして、猫たちに引っかかれたことが何度かあります。

もちろん、娘は大泣きします。コミュニケーションしながら接し方を学んだ方がいいと思うので、あまりなんでもかんでも引っかかれたら危ないからと娘と猫たちを引き離したりしませんでした。そんなことして必要以上に恐れたりしてはいけないと思うからです。
きちんとコミュニケーションすれば良いお友達にもなると思います。

猫たちはある程度我慢してますが、やはり思わずこれ以上はダメだよ!とバリっとひっかくこともあります。猫たちは手加減はしているようです。一応、娘には何度も「ゆっくり撫でてあげて」など注意しているのですが、ついついそういう事態が起こるのです。
そういう場合は、娘に「痛かったね。でも、ネルくんも痛かったって。ゆっくり撫で撫でしようね」と言います。そのうち娘も加減がわかり、引っかかれるという事態はなくなりました。

猫たちが私や夫の膝でまったりしたり、撫でていると、娘が嫉妬して怒る時期があります。「どいて!」と猫たちを押しのけて自分が親の膝に座りに来るのです。これも娘が成長するにつれて自然解決するでしょう。

産後の母親の気持ちとその後の変化

私は出産するまでは猫に対する自分の気持ちの変化がどうなるかはわかりませんでした。育児はある程度大変なものと理解していたつもりでしたが、やはり甘く考えすぎていたと思います。想像と実際は異なります。

新生児のお世話は大変です。睡眠不足との戦いです。よく寝る子もいると言いますが、娘はどちらかというと違っていました。昼夜逆転になったこともあり、くたくたになります。猫のことを構ってやる(気持ちの)余裕がありませんでした。しかしながら、それは猫たちもわかっているようでした。私が以前と違っていたからでしょうね。イライラ、めそめそ泣いたり。ちょっとマタニティーブルー(産後の軽い鬱状態)でした。

そのうち育児にも慣れて娘も成長し、また、猫に構ってあげることができるようになりました。

これからやりたいこと

最近は3歳の娘もルビーの面倒を見たいという気持ちが強くなっているようです。ごはんを食べたそうにニャーニャーないていたら「ルビさん、ごはんいる?あ、ごはんないよ」と私に伝えに来たり、ドアを開けてほしいとニャーニャーないていたらドアを開けに行ったりします。

トイレ掃除では、シーツを交換してくれます。(我が家はすのこになったトイレですのこの上は猫砂、下のトレイはシーツを入れています)最近では、ウンチをスコップで取るトイレ掃除も娘に体験させています。

ルビーはまだ元気ですが、いずれ介護が必要になるかも知れません。いずれ、娘と一緒にお世話できるといいなぁと思います。